地獄の入院生活。病気の三重奏・・・

昨日のブログにも書きましたが、長期の入院生活から先週にようやく退院をしたのですが、一昨日ぐらいからようやく体の方も薬の影響で落ち着いてきました

ただ、長期に渡る入院生活ですっかり生活リズムが変わってしまい、毎日朝の5時には目が覚めてしまいます

何と言っても毎日22時消灯、6時起床でしたから・・・

しかも6時過ぎには朝の検査(血圧・体温・採血)などをするので、必然的に5時ぐらいに起きる習慣となってしましました。

また入院中はとにかくしんどくて日中もほとんど寝ていたので余計にそうなったというのがあります

さて今回これほどまでに長期に入院したのには色々と訳がありまして、運がないというかすごい確率で次々と連鎖していく形となったわけで・・・

はじまりは食中毒から

さて今回入院するきっかけとなったのは実は食中毒が始まりです

はっきり覚えていますが8月も終わりの27日にもう夏も終わりということで、友達数人と集まってバーベキューをしようという話になりました。

当日は天気は微妙でしたが、スーパーで食材を買って河川敷でバーベキューをしました。久々に会う友達もいてかなり楽しんだということだけを覚えております

問題はその2日後からです・・・

会社にいたのですが、途中からやたらとお腹がいたくなりトイレに駆け込むことが数回ありました。

もともと私はお腹が弱いということもあり、お腹をくだすのはしょっちゅうあったので、またいつものことぐらいにしか思っていなかったのですが、それが翌朝になってもおさまらず、気力で会社にもいったのですがいっこうによくはならず、いつもとは違う感じがしたので早退して病院に行きました。

病院ではすぐに食中毒の可能性が高いということで、検査にまわされたのですが翌日にならないと結果がでないということで、その日は薬だけをもらって帰宅することに

でもそのころにはだいぶ落ち着いてはきており、先生もたぶん大したことはないというか時間が経てば楽になるということを言っていました

そして翌日に病院にいくと案の定、食中毒という結果が

病原菌はカンピロバクターでした・・・

私は知らなかったのですが結構有名な菌らしくて、鶏肉の加熱不足が原因の場合が多く今回で言えばバーベキューでの加熱不足が原因だろうということでした

症状はだいたい2~5日程度で落ち着くということで、当日にはもうほとんど症状もなかったので先生ももう大丈夫だろうということでした

でも本当の地獄はここから始まるのですが・・・


突然の発作から歩行不可能になり緊急入院

いきなりの発症

食中毒の方は検査の方で判明して症状も落ち着いていたので、安心していたのですが翌週にいきなりそれはやってきました・・・

仕事をしていた時にいきなりなんですが、これまで経験したことのない動悸がはじまりました。

もともと少し脈拍が高いということで診察をうけていたのですが、それまでとは比べ物にならないほどの脈拍数で、自分で数えると150を超えている感じでした

しかも、時間が経っても全然収まらなくとりあえず仕事ができる状況ではなかったので、同僚に家まで送ってもらいました。

家に帰って安静にしていても全然収まる気配がなかったので、もうこれはダメだと思い少し離れた大学病院に嫁が電話して緊急外来にいきました

で病院についてタクシーから降りようとした時なんですが、全く足に力が入らずその場で倒れこんでしまいました・・・

すぐにナースの人がきてくれて、そのまま診察室運ばれたんですが、その時の脈拍は200をこえていたそうです(もうその時は意識が朦朧としていてほとんど覚えていないのですが)

そのまま緊急入院ということになりました

その後は様々な検査をしたのですが、血液検査をするとある値が非常に高いということがわかりました

CKと呼ばれる項目であり、筋肉が破壊された時にでる成分を計るものらしいです

ただ、運動などをした時に当然出る成分らしいのですが、私の場合は何も運動もしていないのにその値が20000を超えており明らかに異常値だということがわかりました

あとから先生に言われたのですが、私の場合は安静にしていても常に100m走をしているようなものらしいです

私の場合は足にその現象が出たみたいで、足の筋肉が衰えて歩行不可になったということです

原因はまさかの食中毒?

問題はなぜこのようなことがおこったかということですが、正直大学病院でも現時点でも確定はされていません

ただ、直前に食中毒になったということからそれが影響している可能性は高いということになっています

カンピロバクターについては非常にまれですが、それが原因でギランバレー症候群になることがあるそうです

これは非常に恐ろしい病気で症状がひどい場合は死に至る病気です。有名人の方も何人かはこれで亡くなっています

ギランバレー症候群の30%ぐらいは実はこのカンピロバクターが原因でなっているそうです

症状としては手足に運動麻痺などが起こるというもので、私の症状に一致するところはありましたので、先生としてはそれを疑ったようです

ただ、全ての検査結果でそれに一致するというわけでもなかったので、今はギランバレー症候群ではないと言われております

検査漬け

原因がはっきりしないということで、そこからはありとあらゆる検査をしていくことになりました

入院後1週間は本当に色々な検査をしたのですが、血液検査以外では何も該当するものがなく先生も病名を特定するのは困難と言っていました

ただ、毎日点滴をしてその筋肉が破壊された成分を体外に出し続けることで次第にCK値も正常範囲に落ち着いてきて、入院3週間くらいでは正常に歩行できるくらいにはなっていました

本当ならここで退院できると思うんですが、ここからまだ3週間も入院していたのにはまだ別の要因がありまして・・・


収まらない動悸

地獄のような症状

元々病院に来るきっかけとなったのは動悸だったんですが、これが全く正常になりませんでした

入院当初は脈拍で200を超えていたのですが、そこからはさすがに落ち着いてきて150とかには下がってはいましたがそこから正常範囲までなかなか下がることはありませんでした

先生の方も原因が何かわからないということで、安易に脈拍を下げる薬を出すわけにはいかないということで、そのままの状態でずっといたわけです

しばらくすると常時高いということはなくなって、症状に波が出るようになったんですが夜中にいきなり脈拍が上がるということも多々ありました

症状が症状なだけに常に計測機器をつけていたので、脈拍が高くなるとナースステーションにアラームがいくようになっており、夜中にナースの人が来るというようなこともありました

もう何回も先生に抑える薬がほしいと懇願したものです

検査では何もです・・・

当然と言えば当然ですが、この要因はCK値が高いことが影響しているのではないかと思われておりました

ただ検査をしてもそれに合致するようなことが出なくて先生も本当にそれが原因かわからないということで、またまた検査はいっぱいしたのですが案の定何も出てこず・・・

そのまま1カ月たって足の筋肉の方はすっかり回復したけど、動悸の方はほとんど改善していなかったので先生たちの間でもこれらは関係ないのではないかという方向になっていったようです

またあまりに辛くて何度も薬をほしいとお願いしていたので、そのころには脈拍を抑える薬を出してもらえるようになりました。

薬の影響を慎重に考えてくれたのは非常にありがたいのですが、さすがに遅すぎだろう!!って今でも私は少し恨んでいます

それほど毎日が辛かったです・・・

薬でコントロール可能に

薬を飲み始めてからはだいぶ安定するようになり、体調も改善してきました

ただ、薬の量を間違うとかなり大変なことになるようで、段階的に薬の量を抑えるようにするということで、入院が結局40日もかかってしましました

実はまだこの原因がわかっていなくて、最近は精神的なものや生まれつきのものではないかといわれております・・・

そんなことはないだろうとは思うのですが、症状が薬のおかげで収まっていますのでしばらくは通院しながら経過を見るということになりました

 

最後に

以上が私に起こった出来事です

今思い返してみても本当に地獄のような日々でした・・・

まだ原因がわかっていないというのが心配ではありますが、症状はここ最近ではほとんどありませんので薬でうまくコントロールできていると思います

最初は単なる食中毒と思っていたのですが、まさかこんなことになるとはという感じです

食中毒の原因は鶏肉ですのであれ以来鶏肉を食べるのがなんとなく嫌でまだ食べていないんですよね~

とにかくしばらくはこの症状と付き合っていかないとダメらしいので、無理せずゆっくりしていければと思います

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